人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

大分弾丸一人旅(エピローグ)

大分旅行の感想などを、思いつくまま、取り留めもなく書いて行く。

■お土産から見る大分

家族にお土産をたくさん買って帰ると約束していたが、なかなかグッと来るものが少なくて困った(最後は北九州空港で買い足すはめになった)。
大分県内で購入したお土産と場所は以下の通り。買ったものはどれも良かった。

・焼酎「耶馬美人」の米と麦(耶馬溪の古野商店)
・地獄蒸しプリン(明礬温泉)
・ふぐひれ(臼杵の商店)
・フンドーキン醤油の柚子胡椒(臼杵の商店
・別府の石垣饅頭(地元スーパー)
・曲げ輪っぱの弁当箱(杵築の萬力屋)
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ところで、大分を代表する山の幸と言えば「かぼす」と「しいたけ」だが、だいたい柑橘とキノコが名物の場所は土地が豊かではない印象がある。
実際に道中の風景も、北部の中津~宇佐付近では平野が広がるものの、それ以外の県土の大半は平地が少なく、かつ火山に由来する岩石と土壌が目立っていた。
プロローグに記載した風土記の「餅が白鳥になって飛び去った」という文章と、今日の「お土産のバリエーションの少なさ」は同根なのかもしれない(強引に伏線を回収)。

■臼杵城下町

今回断トツで気に入った臼杵城下町。事前にあまり調べておらず、「大友宗麟の城下町、歴史的街並み、フンドーキン醤油」くらいの知識しか持って行かなかった。
ところが、実際に訪れてみると、高低差と変化がある地形、城下町の雰囲気を留める地割りと街路など、独特の風景に圧倒された。
また、後から調べてみると、地理と歴史が複雑に絡み合ってこの風景が出来上がっていることが分かり、ますます興味が沸いている。
(以下のページは分かりやすくて非常に良い)

臼杵 -岩でつくられた魔崖の城下町-
http://www.koutaro.name/machi/usuki.htm

絶対にリピートするし、次回はゆっくり泊まって金を落としたい。

■大分の食と酒

今回は相当厳しいスケジュールだったので、風景鑑賞をメインにして食と酒にはエネルギーを割かなかった。
一番たくさん食べたのは何といっても鶏肉だろう。吉野の鳥めしは絶品、鳥天とから揚げはフツーだった(有名店で食べなかったというのもあるが…)。鶏料理は地元の常食的なところが良いし、観光客にも取っ付きやすい。また、外国人観光客にとっても、禁忌とする宗教が少ないので間口が広いと思う。これからも鶏肉王国として頑張ってくださいませ。
海の幸については、以前食べた全国ブランドの「城下かれい」と「関さば・関あじ」は割愛して、今回は杵築の牡蠣小屋に行ってみた。美味しくてリーズナブルだったが、以前某所で食べて感激した大分産牡蠣の記憶には及ばなかった。後から調べてみると、何やら中津の牡蠣が美味しいらしいので、次は是非そっちを食べてみたい。
酒については、大分は焼酎と日本酒が半々というイメージだったが、行ってみると圧倒的に麦焼酎の存在感が大きく、それも大手が幅をきかせていたので、わざわざ旅行先で買わなくてもと気分が萎えた。もしも酒友オススメの小谷酒店(別府)に寄れていたら、だいぶ印象が良くなっていたかもしれない(次回の課題)。

■個人的愛好度

★★★★★:殿堂入り
 臼杵城下町
★★★:必ず再訪したい
 亀川温泉
 浜脇温泉
 吉野鶏めし保存会
 原尻の滝
 竜頭橋と酒王キング
★★:ついでがあれば再訪したい
 普光寺磨崖仏
 萬力屋
 両子寺
 中津(街歩き)
★:一度は経験して良かった
 鉄輪温泉
 臼杵石仏
 杵築城下町
 熊野磨崖仏
 川中不動
 豊後高田
 汐湯

やっぱり、旅の最大のご馳走は「風景」だ。っつーことで、大分旅行記を終える。

ブログ開始から気合を入れて書きすぎた感がある。だんだん手抜きになっていくような気がしてならない。。。