人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

岐阜県瑞浪市の酒蔵ふたつ【あのcongiroを追う!春の18キッパーズ&チャリダーズ旅行!!3日目①】

どうやらこの日は、カメラのISO設定が高いままになっていたようだ。
見るからに粒子は粗いが、記録写真としては問題無いのでそのまま載せていく。

さて、前夜を気分良く過ごしたおかげでHPは急回復。
我々ご一行様は、またもや始発列車に飛び乗る。

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■早朝サイクリングで喫茶「ミロ」へと向かう。

岐阜県に来たからにはモーニングをキメにゃならんという使命感(?)に突き動かされ、美濃太田で下車し、目的地の喫茶店に向かってチャリをこぐ。
道中に格好良い鉄橋があったりしてなかなか楽しい。

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そして、可児市内の喫茶「ミロ」に到着。
目玉模様のインパクトのある外観、レトロポップ?な内装が素晴らしい。ご主人によるこだわりの設計とのこと。
店内は常連さんが入れ代わり立ち代わり訪れる。遠方からの来客は珍しいそうだが、よそ者の我々を温かく迎え入れてくれた。
ピザドッグとコーヒーを大変美味しく頂いて、気分良く再始動し、可児駅で朝のサイクリング終了。

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■瑞浪駅で途中下車し、中島醸造へと向かう。

さて、本日午前のメインイベント、酒蔵訪問の時間ですよ。

瑞浪のランドマーク「どたや」に挨拶して、のどかな風景のなかをチャリで数分流すと、川向こうに中島醸造(銘柄は「始禄」と「小左衛門」)の立派な建物が見えてくる。

外構から敷地、インテリアまで、全て手入れが行き届いて整然としており、思わず写真を撮りたくなる。

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※非売品
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最初は穏やかな感じの女性スタッフ、途中から精悍な感じの男性スタッフも加わって、色々と質問に答えてもらった。

我々は、東京でも買える「小左衛門」ではなく、地元銘柄の「始禄」に興味を持っていたのだが、男性スタッフの話しぶりから「始禄」への並々ならぬ愛着が感じられた。
山廃造りのしっかりした味わいで、鰻の地焼きなど合わせて旨いとのこと。
また、ある程度熟成のうえ出荷されており、さらに自家熟成させても面白いだろうとのこと。
これはもう、買うしかない。

他にも、蔵の体制とか、酒米とか、酵母とか、地産地消とか、商品展開とか、熟成に対する考えとか、とにかく色々なことを聞いたが、どの話題でも「しっかり筋が通っているな」という印象を受けた。

東京で買える「小左衛門」はアイテム数と味わいのバリエーションが豊富であり、それゆえ、失礼を承知で書けば「迷走している?」という疑念もあったのだが、良い意味で期待を裏切られた。

なお、後から調べて分かったことだが、男性スタッフは蔵元の弟さんの中島修生氏で、以前は杜氏、現在は営業統括部長として活躍されている。どうりで造りのことも、経営のことも、しっかり答えてくれた訳だ。

(参考)
lifemagazine.yahoo.co.jp

これからも、いや、これまで以上に、中島醸造を応援いたします。

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後日談

自宅で「始禄」の山廃本醸造(火入れ)を飲んだ。
これはかなりガツンと来る。
旨味の強さはどことなく「菊姫」っぽいが、酸はもっとクリーンでキレが良い。
カラッとした「濃醇辛口」のイメージ。
これは!旨い!!そして熟成させたい。

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■次はすぐ隣の「若葉」に向かう。

中島醸造の「ピシッ」とした感じに対して、若葉は万事「ゆるい」感じで、いかにも地方の酒蔵に来たという趣がある。
外周りも敷地も、「生業と生活の場」という雰囲気が横溢していて、これもまた思わず写真を撮りたくなる。

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ワンカップを所望すると、思いがけずイチゴ柄のカップが現れた。瓶の形状も今まで見たことない感じで面白い。
なぜイチゴ柄か聞いてみたが不明とのこと。
というか、ほとんどの質問の答えが「さあ、ちょっと…」だったような気がする。

いいぞ、若葉。ゆるいぞ。楽しいぞ。

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後日談
「イチゴカップ」の中身は純米酒だ。
味わいは嫌味の無いスイスイ系、火入れ風味が明確でオールドスクールな感じ。
現代受けはしないだろうが、個人的には嫌いじゃない。
空いたカップは、子供たちが楽しそうに愛用している。

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中島醸造と若葉の二軒は、セットで訪れると非常に楽しい。
ある意味、地方の小規模酒蔵の2つの典型的パターンを体感できる。

■中央西線で塩尻に向かう。

午後のメイン「山梨ダウンヒル」に向けて、中央西線を各駅停車で移動する。
中津川の途中下車&車窓風景などをどうぞ。

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大充実の午前中だったが、午後にもまだまだ楽しいことが待っている。

<続>