人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

下諏訪・上諏訪の街歩きと湯巡り【GW前半ソロ登山&旅行 in 長野&山梨:2日目①】

※下諏訪の街をいたく気に入ったため、大量の写真を掲載しております。ご注意くださいませ。

早朝4:45に起床。
前夜は熟睡して、登山の筋肉痛もほとんど無い。
足取りも軽く散策&朝湯に繰り出す。

■下諏訪

①旧中山道界隈

まずは、山沿いの旧中山道界隈。
前夜の徘徊で想像はついていたが、斜面に広がる街並み、うねうねと曲がる道路が素晴らしい。
所々に水が湧き出ているところも良い。

爽快な気分で歩みを進める。

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②「諏訪大社下社春宮」と「万治の石仏」

せっかくなので、有名観光地も見ておこう。
「諏訪対象下社春宮」は、遠くに諏訪湖を望む高台、脇に清流、背後に森林という素晴らしいロケーションにあり、自然のエネルギーが感じられる。
早起きの特権、きりっと引き締まった空気と、誰もいない空間がエエですな。
取り敢えず、何も考えずに拝む。

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ところで、下社春宮の前にある「下馬橋」(最初の写真の屋根つき太鼓橋)が気になる。あの保存のされ方はいかがなものか。
かつてここで参拝者を下馬させたというのなら、現代においても自動車の乗り入れをここでストップしてほしかった。。。


そこから、すぐ隣の「万治の石仏」に移動。非常に小ぢんまりとしていて素朴な佇まい。
日中は観光客が多いらしいので、早朝に来られて良かった。
周囲を三回回ると願いが叶うというので、ここでは家族の健康と繁栄をお願いする。

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③住宅街と朝湯一発目

下社春宮から南方面の住宅地を歩く。
傾斜は小さいが、微地形や水路に沿って道が曲がっている様子が楽しい。
都市の市街地というよりは、農村集落のような雰囲気か。

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住宅街と商店街の境目にある「新湯」で、朝風呂一発目をキメる。
扉を開けると、にこやかな女将さんが「気持ちのいい朝ですねぇ」と一言。ほっとする。
ここは良い意味であらゆる要素がシンプル。建物も、内部の設備も、泉質や温度も、取り立てて個性がある訳では無い。
が、それ故、毎日入っても飽きることは無さそうだ。
むっちゃ気に入った。

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④「諏訪大社下社秋宮」界隈

いったん宿に戻ってチェックアウト。
せっかくなので、下社のもう一方の秋宮も見ておく。
以前、上社の2つには参拝を済ませているので、これで諏訪四社をコンプリートしたことになる。

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⑤商店街、酒蔵、朝湯二発目

秋宮から市街地に戻り、平地の商店街を歩く。
早朝なので真価は分からないが、空き店舗はそれほど目立たないような気がする。

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ついでに、下諏訪の地酒「御湖鶴」の蔵も見ておく。結構売れているイメージがあったので、廃業と聞いた時はかなり意外だった。
事業を継承してくれる会社が見つかって良かった。何とか頑張ってくださいませ。

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酒蔵のすぐ裏の「菅野温泉」で朝風呂二発目。
入口は小さくて分かりにくいが、中は広々としていて明るい。
ますます良い気分になって駅まで歩く。

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ここまでの下諏訪の写真の多さが、そのまま「自分が気に入った」ことを物語っている。
諏訪大社と温泉で有名な観光地ではありつつも、随所で「暮らし」が感じられるところが良い。
市街地の起源はおそらく「諏訪大社の門前町」であり、江戸時代には「中山道の宿場町」、近現代には「製糸→精密機械(時計)工業都市」として歴史を重ねてきた。
このような歴史の重層的な蓄積により、単純な観光地ではない風景が形成されたのだろう。

さらば下諏訪。必ずまた来るで。

■上諏訪

①朝湯三発目(大和温泉)

下諏訪で予定の倍の時間を費やしてしまったので、取り急ぎ、最大の目的である大和温泉へと向かう。

上諏訪駅東口から、中央線の線路に沿って南に15分ほど歩くと、「湯小路」という交差点がある。
ここを曲がって、さらにグリーンの建物の右脇を進むと「大和温泉」の入口だ。
初めて来た10年前は迷ったが、今回は、過去の記憶とGoogle先生のおかげですんなり到着。

いやあ、ここは相変わらず最高。
風呂上がりにご主人からカルピスをご馳走してもらいつつ、軽く雑談を交わす。

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なお、この界隈には共同湯が三軒あるが、大和温泉以外の二軒は「地元専用」である。
写真に写っているグリーンの建物は地元専用共同湯の一つらしい。

②上諏訪駅南側の街並み

あまり時間も無いので、多少路地などを寄り道しつつ、上諏訪駅に向かって戻る。
繁華街を通過したが、日曜の朝ということで全く店が開いていない。
それを差し引いてもちょっと斜陽な感じだが、それはそれで自分好みだったりする。

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朝食を取っていなかったので、立派な建物のパン屋でお総菜パンを購入。
ご主人に話を聞くと、見た目の通り老舗とのこと。
歩きながら「空豆とトマトのパン」を食べてみたら、思いのほか美味しかった。

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上諏訪駅から各駅停車に乗り込み、次は甲府駅に向かう。

<続>