人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

「群馬の魚はとびきりおいしい!」のか?【板倉町日帰り遠足記:前編】

妻子が不在だったのでソロ遠足に行ってきた。
行き先は、群馬県邑楽郡板倉町というところだ。
知名度が低そうなので、簡単に紹介しておこう。

板倉町は、群馬県の南東の端っこにある。
町内の代表駅にして唯一の駅は、東武日光線の「板倉東洋大前駅」だ。
東武線を使えば、浅草又は押上から板倉東洋大前まで急行で80分くらいなので、東京近辺から十分に日帰り遠足圏内と言える。

板倉町に行ってみようと思ったのは、以下の素晴らしい記事がきっかけだ。

r.gnavi.co.jp

実際に行ってみた感想としては、この記事で紹介されていたコンテンツだけでも十分満足だったし、そこに自分なりのアレンジを加え、さらに大満足の日帰り遠足となった。

■駅を降りて、自転車を借りる。

東京近郊を8時半頃に出発すると、だいたい10~11時頃に板倉東洋大前駅に到着する。
まずは、駅の東口を出てちょこっと歩き、「板倉レンタサイクルセンター」で自転車を借りる。
受付でサイクリングマップをもらえるが、デフォルトだと渡良瀬遊水地方面のマップしかくれなかったので、「雷電神社方面の地図をください」と伝えたら、町全体の観光マップを出してくれた。

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■田んぼを眺めて、爽快に走る。

まずは東武線を横切り、西方向の雷電神社を目指す。
初めはニュータウンの風景だが、15分くらい自転車をこぐと、一面の田園風景に変わる。

板倉町は、東を渡良瀬川、南を利根川に挟まれた低平な地形であり、古くから水害の被害を受けてきた。
水害は、地域の人々にとって「脅威」である一方で、肥沃な土砂を運んで来る「恵み」の側面もあった。

あれ?そんな感じの話しを、どこかで聞いたことがあるような?

そう、中学校の世界史の授業で、古代エジプト文明について学んだ時に、全く同じ構図の話しを聞いた記憶がある。

板倉町を勝手に「日本のエジプト」に認定して良いか。。。はさて置き、この日はちょうど田植えの最終盤で、水と緑あふれる風景がとても爽快だ。

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■「雷電神社」にお参りする。

レンタサイクルセンターからゆっくり30分も自転車を漕ぐと、雷電神社に到着する。

ここは今回の遠足で最も「観光地」っぽいスポットだ。
建築物の凝った細工とか、謎の狛犬ならぬ狛猿とか、妙にリアルで生々しいナマズ様とか、古き良くエンタメっつー感じが楽しい。
おそらく古くから人々の尊崇を集め、なおかつ行楽地だったのだろう。

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■名物のナマズ料理を食べる。

雷電神社のすぐ目の前、「小林屋」でナマズ料理を頂く。

まずは天ぷら。ふわふわサクサクで良い食感だが、川魚特有の香りがほんのり。自分は問題ないレベルだが、人によって好みが分かれるかもしれない。

もう一つは、小さなナマズを叩いて野菜と揚げた「たたき揚げ」。これは衣がカリッと香ばしく、中はモチッとした食感、ナマズと野菜の相性が良くてめっちゃ旨かった。これはビールに合うやろな。。。(自転車なので飲めず。。。)

そして、サイドのご飯、味噌汁、小魚の佃煮、漬け物も、全部美味しかった。

おかみさんにお話しを伺うと、材料は全て地元産で、普通に取れて、普通に地元で食べているものを、普通に出しているとのこと。地域の「常食」という感じがとても良い。
ナマズはちょうど身が痩せている時期で、秋から冬はもっと脂が乗って旨いそうだ。

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板倉町ならではの食文化を体験できて、とても楽しく美味しかった。

というわけで、前出のブログの通り、「群馬の魚はとびきりおいしい!」ことを確認。

午後はいよいよ本番ということで、「ここにしかない風景」を求めてぶらぶらする。
続きはこちらへ。

wassy1974.hatenadiary.jp