高松出張記
高松出張に行ってきた。
もちろん日中は仕事だったが、隙を見てまち歩きを楽しんできたので、それらのことをつらつらと書いていく。
■まずは、うどん屋を二軒はしご。
昼前に高松入りしたので、取り敢えずうどん食っとくか。
最初は「竹清」に向かうも、昼前にも関わらず混んでいたので回避。
どうせなら未訪問の店に行くかっつーことで、通りすがりの「七福」に入る。
ツルツルシコシコの細麺、穏やかな出汁で悪くはない。
で、二軒目にいつもの「さか枝」。ここには高松の日常がある。
凄く美味いかっていうと別にそうでもないが、そこをわきまえていそうな感じが良い。
■腹ごなしに建築散歩。
まだ打ち合わせまで時間があるので、界隈の建物を見ながらぶらぶら。
香川県庁はかの丹下健三センセの代表作で、 外観の「ザ・モダニズム」感がエエですな。
奥にある新しい建物も丹下健三事務所(ご本人ではない)の作品なので、合わせて見るのもまた一興かと。
今回は耐震工事でピロティが立入禁止だったし、時間も足りなかったので、次の機会にじっくりと見たい。
そして、県庁の目の前にある、香川県建築士会が入居しているビルに目が行く。
おそらく無名の建築だと思うが、時代を感じるファザードがとても良い。
香川県庁の周りはこういうレトロ系ビルが目に付くので、次回は県庁も含めて十分時間を取りたいところ。
■夕方、琴電に揺られて温泉へ。
午後はまるまる打ち合わせ。
ミッション終了後、高松築港駅で「ことでんおんせん乗車入浴券」(1000円)を購入。
これは本物の丸亀うちわがチケット代わりになっていて、往復の運賃、仏生山温温泉入浴料、タオルがセットになっているお得な切符。
開放感に浸りながら、ローカル線と徒歩でゆるゆると温泉に向かう。
せっかくなので、仏生山駅と街並みなどをご覧くださいませ。
■仏生山温泉でゆったり入浴。
久しぶりの仏生山温泉。
建物はモダンで格好良いんだが、老若男女で賑わう雰囲気とか、スタッフさんの温かい接遇とか、地元密着っぽくてとても良い。
あと、浴室のベンチとか、ロビーの座敷とか、何と無く「ゆっくりしていって下さいな」と語りかけられているかのような空間が心地好い。
しっかりと癒された。
■夜はいつものお店で大満足。
夜は20時半までしか高松に滞在できないので、飲み食いをする店はもう決めてある。
一軒目は北浜町の「鳥源」。
ここはまず、繁華街から外れた立地が良い。立地が悪いので観光客がほぼやって来ない。
そして、ここの親鳥がめっちゃ好み。顎のトレーニングになろうかという歯応えと、香ばしくスパイシーな味付けがたまらない。
恒例のおでん(突き出し)とビール、サラダ、そして親鳥。
最後はもちろんおにぎりを注文し、親鳥のタレ&脂をに塗り付けて完食。
大満足でございます。
二軒目は、だいぶ歩いて「しるの店 おふくろ」へ。
ここは高松出身の友人に教えてもらった店で、味噌汁が売りの食堂兼居酒屋のようなお店。
前回の初訪問ですっかり気に入って、今回の再訪を楽しみにしていた。
ここの良さは「客層の雑多さ」とそれ故の「気楽さ」だろう。
食事オンリーの客、飲みの客。
個人、二人連れ、グループ客。
お年寄り、中年サラリーマン、学生。
そういえば、前回も今回も中国人グループがいるな。
いろんな人がいるので、自分のようなソロ出張客でも、それほどアウェー感を感じなくて済む。
食事は文字通りおふくろの味系で、カウンターに並ぶ家庭料理に目移りがする。
そして、赤出しの味噌汁が、五臓六腑に染み渡る。
やっぱり出張はエエな。
また機会を作ってどこかに行きたいもんだ。
<了>