佐渡ファミリー旅行記【3日目:両津、小木、宿根木、そして釣果】
昨日よりもさらに30分早めて4時半起床。
この日の早朝散歩のお目当ては、佐渡最大の街である両津。
■両津
前夜に軽くググってみたところ、北側の「夷津」と南側の「湊津」が合併して 「両津」という地名が生まれたらしい。
そして、旧市街はそれらの「夷地区」と「南地区」に当たるが、戦後すぐの大火で古い建物が焼失してしまったらしい。
能書きはさておき、まずは、北側の商業地「夷地区」を歩く。
いわゆるひとつの「歴史的街並み」ではないが、繁華街とか銭湯とかがあって、なかなか面白い。
続いて、南側の住宅地「湊地区」を歩く。
こちらはほぼ住宅地で、大通り沿いだけ商店がある。
両地区とも昭和40年代くらいの風景がそのまま残されている感じか。
次回は両津に泊まって、街歩きや飲み歩きというのも楽しいかもしれない。
■ハーティー・ウッズ
最後に、事前に目を付けていた地元コンビニ「ハーティー・ウッズ」に入店。
おかみさんに「佐渡らしいもの」を尋ねると、 地元のおにぎり、惣菜パン、菓子パン、和菓子などについて、丁寧に教えてくれた。
そして、菓子パンを3つお買い上げ(後に息子らに強奪された…)。
こういう「やる気が感じられる地元密着型商店」は大好物ですよ。
店舗の規模は異なるが、新潟の巻にあったかの名店「萬屋」に近い雰囲気を感じる。
末永く頑張ってほしいものだ。
(参考)
twitter.comその一隅に店を構える「萬屋」さんは、地域の小型マーケットという感じ。店員さんは親切で地元情報豊富、B級グルメの「カリーナ」や手作りお惣菜が並ぶ。商店街にお越しの際にはまずここへどうぞ。 pic.twitter.com/9iJyEctFrR
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2016年5月20日
twitter.com#二度と撮れない写真を貼れ
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年5月11日
新潟県まき鯛車商店街の「萬屋」 pic.twitter.com/P8bPXYnKKM
気分良く宿に戻って、宿で最後の朝食を取る。
今回連泊した農家民宿「植えた」は、心の底から寛げてとても良かった。
■矢島・経島とたらい船
とても名残惜しかったが、小木港11:50発のカーフェリーを予約しているので、そっち方面に向けて出発。
小1時間運転して、海岸景勝地の「矢島・経島」っつーところに寄ってみたが、一昨日のあまりにも素晴らしい海岸風景を見ていた正直ビミョーだった。
息子らが「たらい船」に乗りたがったので、それに付き合ってから移動。
■琴浦洞窟
矢島・経島から車で5分くらいの琴浦洞窟。
ここは結構ワイルドで、あまり観光地っぽくない感じが良い。
佐渡の海ともこれでお別れっつーことで、軽く磯遊び。
■宿根木
この日最大の目的地である宿根木。
北前船を支えた船大工の街ということで、海岸沿いにへばり付くロケーションと、密集する木造家屋が素晴らしい。
全体的に質実剛健な雰囲気だが、複雑な形状の家があったり、凝った「持ち送り」があったりと、随所に船大工の高度な技を見ることができる。
整い過ぎていて生活感に乏しく、どことなく「テーマパーク」っぽい印象がせんでもないが、街並み自体は超A級だった。
ひとつ後悔しているのは、資料館を見なかったことだ。
自分は資料館はあまり好きではなく、スルーすることが多いのだが、ここに関しては何と無く「見ておけば良かった」と思っている。ただ何と無くだが。。。
宿根木を見た後は、小木港からカーフェリーで直江津港に上陸し、ひたすら高速道路で帰宅した。
大満足ございましたね。
また来るで!!佐渡!!
(参考)この日のドライブルート
ーーーーーーーーーー
佐渡土産について記録しておこう(友人知人への土産は除く)。
全体で、どぶろく3本、味噌、いごねり、わかめ、油滴天目茶碗、竹細工のおしぼり置き。
酒に関しては、佐渡の日本酒は東京近辺でも割と入手容易なので、今回はどぶろくを攻めてみた。
「寒元」は生もとの三段仕込みで造る本格的などぶろく。
「佐渡のトキめきどぶろく」は泊まった農家民宿で造っているどぶろく。
両者とも甘酸っぱ系ではなく辛口路線で、しっかり個性がある。
次に工芸。
油滴天目茶碗は、佐渡の伝統工芸「無名異焼」の工房で一目惚れして購入。
竹細工の方は、つい先日に職人さんが無くなられて、後継者がおらず技が途絶えそうだと聞いてたまらず購入。
全体的に色味は地味だが、内容的には豊漁だったと思う。
次回(最終回)は、旅行のまとめを書く。
<続>