飲み食い+街歩き記【新橋、荒木町】
待望の夏休みまであと1労働日。
そのラス1を乗り切るエナジーを補給するため、新橋と荒木町で飲んできた。
■新橋「ひらの」
この日は、早いうちに新橋の「ひらの」に行って、店主とゆっくり話しながら飲もうと決めていた。
今日も暑いので「とりあえずビール」と頼むと、店主が「スーパードライから“エフ”に切り替えましたよ」と。
おおー!とうとうひらのに「エフ」の導入か!!
いきなりテンション上がりますね
アサヒの生ビールと言えば、大半は「スーパードライ」なんだが、実はもう一つ「エフ」というのがある。
以前、新橋の「ビアライゼ」でこの「エフ」を飲んで気に入っており、また飲みたいと思っていたので、馴染みの「ひらの」で飲めるようになったというのが非常に嬉しい。
「エフ」の味わいは、スーパードライよりも丸みがあって、どことなくサッポロ黒ラベルに近い印象がある。
これを読んで飲んでみたくなった人は、ぜひ新橋「ひらの」で試して頂きたい。
そしてもう一つ、店主おすすめの「クラフト甲類焼酎」を頂きましょうかね。
これは日本酒「村祐」で知られる村祐酒造の珍品。
ラベルがK桜に似てるなーと思いつつ、そこに書かれている情報を読んでいくと、なんと原材料が書かれていない。色々と想像力が掻き立てられますな。。。
味は甲類の範疇だが、甘みがやや強く感じられて面白い。
ソーダで割ってレモンを浮かべ、爽やかに飲んだ。
ひらので楽しく歓談しつつtwitterを眺めていると、荒木町の「ろっかん」がガラガラという情報が流れてきたので、予約の電話をして移動する。
オープンします。
— 健大郎@ろっかん (@kentaroufukuda6) 2018年8月9日
がらがらっすー
■荒木町「奥の細道」
毎度おなじみ荒木町。
荒木町と言えば、「ろっかん」を始めとする飲食に加えて、もう一つ大きな魅力がある。
それは、飲食街の北東側に位置する住宅街の風景だ。
特に、夜の住宅街の風情は筆舌に尽くしがたいほど好みであって、荒木町に飲みに来ると必ずこの界隈を散歩している。
今日も相変わらず素晴らしいな。
フォトジェニックと言わざるを得ない。
■荒木町「ろっかん」
そして、「ろっかん」。
敢えて書く必要も無いくらいの、日本酒(自家熟成)の名店でございます。
たぶん二年ぶりくらいに来たんだが、しっかり自分のことを覚えて下さっていて、最初からリラックスモード。
この店の魅力は酒と食べ物だけではなく、気分を良くしてくれる接客もかなり大きいと思う。
さて、まずは手堅く「旭菊」から始めましょうかね。
自宅の在庫と同じものをプロの温度で飲ませてもらおうと思ったが、こちらはH25BYの5年熟成らしい(自宅のはH29BY)。
冷蔵熟成による穏やかな「枯れ」感が流石やなーと思いますね。
鮎の素揚げ?コンフィ?とすんなり同伴。
次は「最近ウイスキーにハマっているので、ハイランドっぽい奴を。」と注文。
出てきたのは「月の桂」の昭和58年モノ。
ウッディな感じと凝縮感が、ハイランドモルトっぽいっちゃーぽい(のか?)
鴨ローストと合わせてたまらん感じ。
三つ目は、「素人の自家熟成では無理そうなキレイ目の生熟を。」と注文。
ここで亀さんとこの生熟が来たんだが、熟成カニのほぐし身ご飯に心が奪われて、酒の記憶がございませぬ。。。
最後に、おずおずと「落ちてるのを」と頼んだら、カウンターに3種類並べられた。
左から、「落ちて戻った」「綺麗落ち」「絶賛落ち中」だそうです。
「こんなの選べなーい!」と正直に告白したところ、「面倒だから全部飲み比べてください!」だってさ。うはは。
隣でジンを飲んでいた方々とお互いに酒をシェアして、店主も交えて皆で火落ち談義をして、大変楽しゅうございましたね。
なお、蔵の名誉のためにモザイクをかけておりますが、実はこの三本、泣く子も黙る某有力問屋の取扱い銘柄ですよ。おお、怖い、怖い。。。
----------
良く飲み、良く食べ、良く話し、心身ともにエナジーを注入出来た。
その甲斐あって、翌日は二日酔い気味の低空飛行で穏やかに収束し、無事に夏休みに突入したのだった。。。
<了>