9月三連休のビーサン旅行記【2日目①:徳島(前半)】
徳島からおはようございます。
安宿で5時に起きたんだが、まだ真っ暗やね。
随分と日が短くなったもんだ。
ところで、今回の旅行でなぜ徳島に来ようと思ったかというと、これですよ、これ。例の阿波おどり騒動。
日本の地方がたまらなく好きで、心の底から元気になって欲しいと思っている人間として、今回の徳島の出来事は非常に考えさせられる部分が多かったのですよ。
でもって、悪いやつらは置いといても、観光客が減って困っている人も多いんやろなぁ…という「お節介」が頭をもたげて来たという訳です。
まあ、能書きはともかく、観光で来た以上は小難しいことは忘れて、己の趣味全開で楽しみ尽くすんだけどな!
■レンタサイクルで取り敢えず南へ
この日は朝6時からレンタサイクル(電動)を予約していた。
なぜマイ折り畳み自転車を持ってこなかったかと言うと、行きたい場所を単純に結ぶと走行距離が50kmを超えそうだったので。。。
店舗とか観光施設が開くまでだいぶ時間があるので、早朝はマニアック系街めぐりに費やしますよ。
ん?
放心したような表情が何とも。。。
日曜日で開いてなかった中洲市場とか、独特な雰囲気の謎の洋館とか、かなり気になった。
■地蔵橋駅
徳島市中心部から、小一時間ほど南へとチャリこいで、牟岐線の地蔵橋駅に到着。
駅前通りが真っ直ぐ伸びていて、突き当たりに駅舎。
ホームに出るとローカル線のムードが満点。
いかにも人間ドラマが繰り広げられそうな風情がある。
朝からエエもん見させて頂きました。
■津田本町、万代町
そこから北東に進路を取り、津田本町を目指す。
目的地は、銭湯「昭和湯」。
実は前日、昭和湯の若旦那と以下のようなやり取りがございまして、休業と知りつつ敢えて訪れたのだ。
(営業日でも、こんなに朝早くからは営業していないのだが。。。)
twitter.comコメント失礼します。その昭和湯とは、もしかして当湯の事でしょうか?
— とくしま銭湯 昭和湯 (@1010showayu) 2018年9月22日
もしそうでしたら、イベントは本日限りの上、明日は定休日となっております。本当に申し訳ございません。
なぜ旅先で銭湯を目指すのかというと、もちろん風呂が好きというのも大きいが、それと同じくらい、銭湯がある地域の生活感が好きなのだ。
だから、今回のように、銭湯が休業だと分かっていても訪れることがある。
案の定、津田本町の風情はなかなか素晴らしかったですよ。
次は銭湯が開いている時に再訪したい。
ちょっと走って、万代町のウォーターフロント。
おそらく若い人たちが倉庫をリノベしたっぽいエリア。
こういうのは応援したいが、如何せんまだ朝8時前。。。
早朝サイクリング約2時間、15kmを良い気分で完了。
■純喫茶「ブラジリア」
話しは前後するが、前夜のラーメン屋で隣に座っていたおっちゃんから、徳島駅すぐ近くの純喫茶「ブラジリア」を紹介された。
宿に戻って検索してみると、好きな純喫茶ブロガーさんが記事にしていたので、こりゃあダメ元で行くしかないやろと心に決めていた。
さて、ここでモーニングをキメられたら嬉しいが。。。
扉が開かなかったので電話してみたら、「電話番号は現在使われておりません」のメッセージが流れた。ただの日曜休業なのか、廃業してしまったのか、むっちゃ気になる。
内装が素晴らしいそうで、なおかつ線路際のロケーションも自分ん好みなので、ぜひ一度は入って見たいところ。
■長原渡船場
ここで朝食を妥協するのも悔しいので、偶然の出会いに期待しつつ、次なる目的地へ。
方向は北東、吉野川の河口付近を目指してチャリをこぐ。
いくつかの川、集落などの水郷らしい風景を眺めつつ、目的地の渡船場に到着。
ネットには旗を振って対岸の船を呼ぶと書いてあったが、全く旗らしきものが見つからず。
さらに、看板の連絡先に電話しても誰も出ず。。。
と途方にくれかけていたら、凄い勢いでボートがやって来た。
いやー、作為のない生活の風景が素晴らし過ぎる。
吉野川水系には最盛期で100箇所くらいの渡船場があったそうだが、現在はこの長原渡船場しか残されていないそうだ。
頑張ってチャリこいで来て本当に良かった。
なお、船を呼ぶ旗はしょっちゅう盗まれていたので、最近は携帯ワン切り方式に変えたらしい。
実は旗振りを楽しみにしていたんだが、そういう事情ならしゃーないっすな。。。
さて、徳島の中心部に戻ろう。
どこを通っても水のある風景が息づいていて、本当に徳島は「水の都」やなぁと実感する。
出発からサイクリング約4時間半、いつの間にか35km走っていた。
相変わらず朝食処は見つからなかったが、あまりにお腹が空いたので駅前の「やま」でうどんを食べた。
隠しきれない敗北感。。。
この時点でまだ午前11時。
<続>