人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

9月三連休のビーサン旅行記【3日目②:千林→草津・守山→旅の釣果】

岸和田を11時頃に後にして、大阪方面に向かう。
ここからは完全ノープランなので、電車の中であれこれと検討。

この日に使っている「秋の関西1dayパス」は、JRの大阪近郊区間と近江鉄道に乗り放題であることに加え、オプションとして「比叡山チケット」「吉野チケット」「高野山チケット」の中から1種類を選ぶことができる(選ばなくても良い)。

この中から、京阪電車に乗り放題の「比叡山チケット」を選び、途中下車することに。

■勝手知ったる千林で一息入れる。

京阪電車の千林駅で下車。
ここは昭和一桁に建設された駅なので、木製の長椅子や入口のアーチなど、渋い要素が残っている。
まあ、大抵の人にとってはどうでも良いのだろうが。。。

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千林には、大阪を代表する商店街の一つがある。
子供の頃(約30数年前)に、近隣の守口に住んでいた祖母に連れられてたまに来ていた。
当時に比べると随分と小奇麗にはなったが、今でも大規模な割にはチェーン店が少なく、地域密着の雰囲気がある。

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関西によくある「〇〇餅食堂」で力うどんを食べ、「21世紀の公衆浴場」にざぶんと浸かり、街並みをのんびり歩いて活力をチャージ。

■「天井川」の古川酒造を目指す。

ここから滋賀県の草津まで、京阪電車とJRを乗り継いで移動。
お目当ては、日本酒「天井川」を醸す古川酒造。

先日東京で「滋賀地酒の祭典」というイベントがあったのだが、自分は残念ながら行けなかったのだ。

そこで、仲間内うちで「(日本酒マニアの)東の横綱」と呼ばれているS君とか、本ブログでもお馴染みの「あの」C氏とかが、こぞって天井川を絶賛していたので、めっちゃ気になっていた。

(参考)
congiro.hatenablog.com

という訳で、現地からお送りします。

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古川酒造の銘柄は、前出の「天井川」、以前からの銘柄である「宗花」、そして…なぜこのポジションに「いいちこ」が?

さて、今日は電車+徒歩移動なので、堂々と試飲させて頂きますよ。
シャチョーさん自ら注いでくれます。

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試飲したのは、普通酒、本醸造、特別純米(生&火入れ)、純米吟醸(生)、純米大吟醸(生)、純米原酒9年熟成&2年熟成の8種類。
少ししか買わないって予め伝えたんですけどね、「いやいや、いいんです。お友達に広めといてください。」とガンガン注いでくれて恐縮してしまった。(恐縮はしたが、遠慮はしなかった。)

どれも滋賀県の酒らしく「どっしり」という感じだが、酸があるおかげでしつこくない。(どことなく「大治郎」的な感じがした。)
全体的にとても好みで、単調になりがちな普通酒や大吟醸でも持ち味が感じられたが、自分は本醸造と特別純米が好みだったかな。
なお、試飲した熟成酒は素晴らしく美味しかったんだが、残念ながら蔵には在庫が無く、酒販店の在庫も把握していないとのこと。

作り方のポリシーは、甘味が乗った「濃醇旨口」。
地域密着の酒蔵でありたいという思いが強く、また超小規模(100石未満)ということもあって、県外に積極的に販路を広げるつもりは無いとのこと。
ご主人が過去の桶売り時代から現在までの変遷について詳しく語ってくれたが、「ごまかさない」という言葉を何回も口にされていたのが印象的だった。

これは今後注目&応援したいですな。
四合瓶を二本買って、気分良く店を出た。
(どなたか「天井川」の熟成酒を帰る場所を教えてくださいませ。。。)

■草津と守山を歩く

古川酒造から草津駅まで、旧東海道を歩く。

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また酒蔵、しかも「道灌」か。時間があれば覗きたかった。。。

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そして、酒じゃない方の天井川。

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むっちゃワクワクして登ったんだが、まさかの暗渠。。。

そこから新快速にひと駅乗って、守山で下車。
旅の〆に「旭麺類店」で焼きそば&ビールをキメるんや!

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ところが、まさかの売り切れ後免。
「兄ちゃん後免なぁ~今日は何でかしら忙しかってん」と。。。

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店内の写真だけ撮らせてもらって、すごすごと退散。

この後はまっすぐ神奈川の自宅に帰った。
車内では98%くらい寝ていたし、帰宅してからも泥のように寝たが、翌日の仕事中はずっと眠かった。

■旅の釣果

さて、旅の釣果でございます。

まずは全景。

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徳島食品ズ。
すだち、半田そうめん、糸わかめ、そば米雑炊の素、味付けのり。

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徳島酒ズ。
天羽酒舗で購入した徳島県の日本酒2本と、熊本県球磨地方の米焼酎(シェリー樽熟成)。

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滋賀酒ズ。
古川酒造「天井川 特別純米」の生と火入れ、そして甘酒。

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そして水ナスのぬか漬け。

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これは超絶旨かった。
通販で追加注文しようと思ったが、ネットショップの方は在庫切れになっていた。

商品一覧(水なす漬)|久吾

復活したら必ず買おう。

最後にまとめの記事を書く予定。

<続>