人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

9月三連休のビーサン旅行記【まとめ】

まとめでございます。 
旅行記の本体はこちらからどうぞ。 

9月三連休のビーサン旅行記【1日目:岡山→徳島(前泊)】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
9月三連休のビーサン旅行記【2日目①:徳島(前半)】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
9月三連休のビーサン旅行記【2日目②:徳島(後半)→和歌山の夜】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
9月三連休のビーサン旅行記【3日目①:岸和田】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
9月三連休のビーサン旅行記【3日目②:千林→草津・守山→旅の釣果】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。


■徳島市の印象

徳島市は太平洋戦争の空襲による被害が大きかったので、ほとんど歴史的建造物が残っておらず、正直言って「ハード」の観光力は高くないと思う。
なので、阿波おどりという「ソフト」で観光集客を図るというのは方向性としては的確であり、集客数の面では実際に成功してきた。(問題となっている補助金ジャブジャブの放蕩経営はさておき…)

一方で、地理歴史マニアである自分は、徳島市にはこれらとは別の大きな魅力があるのではと感じた。
それは、「水都・徳島」としての魅力だ。

四国4県の県庁所在地の地図を比べてみると、徳島市が他に比べていかに河川や内湾が多いかお分かり頂けるだろう。

★徳島市

★高松市

★松山市

★高知市

(※こうして見ると、高知も密かに「水の都」なのではと思う。)

実際に、今回徳島市内を電動チャリで巡る中で、数多くの素晴らしい水辺の風景に出会った。

f:id:wassy1974:20180924222130j:plainf:id:wassy1974:20180924230907j:plainf:id:wassy1974:20180924231220j:plainf:id:wassy1974:20180924231359j:plainf:id:wassy1974:20180924231251j:plainf:id:wassy1974:20180924231516j:plain

このような人と水との関わりは、交通手段の変化、産業構造の変化、ライフスタイルの変化などによって、かなり弱まって来ている。

その一方で、中心市街地では、水辺の遊歩道整備や倉庫のリノベーションなど、水辺を活かそうという新しい動きも見られた。

いち部外者としては、他に無い徳島市の魅力として、「水」に着目したハード&ソフトがもっと盛り上がるとさぞ楽しくなるだろうなーと、勝手に想像している。

思いつきだが、観光スポットを巡る水上タクシーとか、飲食を組み合わせたリバークルーズとか、やりようはあるのではないかと思う。

■泉南地域の印象

まず、先日の台風21号の被害は、まだまだ影響が残っているなと感じた。
旅行記に書いた「水ナス」や岸和田城の件だけではなく、道中で破壊されたままの建物を多く見かけた。

地元の方々は口々に、「台風の4日後に北海道で地震が起こって、大阪のことは霞んでしまったわ…」と言っていた。
大阪弁で話されるとユーモラスに聞こえてしまうが、実際に行って見ると冗談では済まないことが良くわかる。

今回の旅行で泉南地域(特に岸和田)をいたく気に入ったので、今後も何らかの形で支援したいし、必ずまた訪れたいと思う。

■滋賀の酒

滋賀県の日本酒はやっぱり最高やで!
以上。

■個人的愛好度

最後に恒例のやつ。
今回は休業を多く食らったので「リベンジ枠」が多い。

★★★★★ 殿堂入り
食堂ねぼけ(ゴッド級)
岸和田市街地(人情とカオスな街並み)

★★★★ 殿堂入り候補
華光軒(次はジャージャー麺を食べたい)
ブラジリア(廃業でないことを祈る)

★★★ 必ず再訪したい
「天井川」の古川酒造(古酒が買えれば文句無しに殿堂入りなのだが…)
B三共(リベンジ枠)
牟岐線の地蔵橋駅
昭和湯と津田本町(リベンジ枠)
天羽酒舗
阿波国分寺(リベンジ枠)
キューゴ漬物店
岸和田城「八陣の庭」(リベンジ枠)
旭麺類店(リベンジ枠)

★★ ついでがあれば再訪したい
徳島本線の石井駅
長原渡船場
千林商店街

★ 一度は経験できて良かった
徳島本線の蔵本駅、国府駅
水間寺
泉南地域の木造駅舎
南海フェリー

何はともあれ、楽しゅうございました。

最後に、ビーサン焼けの汚い画像で締めます。

f:id:wassy1974:20180929230107j:plain

<完>