人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

サンドイッチとワインをキメようと某店に入ってみたら、そこはラムバーだったがそれはそれで楽しかったというお話し。

以前から行きたいと思いつつ、なかなか機会がなかった「ドレスのサンドイッチ店」。
そのドレスが、自分が苦手とする渋谷界隈から、大好きな四谷三丁目界隈に移転したと聞いて、金曜日の会社帰りに向かってみた。

(参考)この記事でドレスのことを知った。

■新橋「ひらの」

その前に、せっかく金曜日なのだから、まずは「ひらの」で寛ぎのひと時。

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ひらの生ビールは旨い。

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なぜ旨いかというと。。。

この週は仕事がハード&ストレスフルだったので、汁物が心と体に染み渡る。。。

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刺し盛り。見た目も味も絶品でございます。
〆サバ、サンマの酢〆、メカジキ、タコというラインナップ。

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燗酒、行きましょう。

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もう一丁、行きましょう。

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他のお客さんが頼んだ「漬け丼」に心を揺さぶられたが、この後サンドイッチを食べる気満々だったので、ここは我慢の子。。。

会計をお願いすると、店主の瀬川くんから、「この奈良漬け美味しいので摘まみませんか」と奨められた。

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うむ、確かに普通のやつより円熟味があって美味い。
さらに、「三井の寿 山廃純米9by」とのペアリングを奨められた。

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※写真を撮り忘れたので過去のやつを貼っておく。

おおー、これはむっちゃ面白いっすなー。
奈良漬けという存在に出会うことによってによって、枯れていた古酒が青春を取り戻した感がある。

気分良く本命のお店に向かいますかねー。

■四谷三丁目「dress」

Googleマップを頼りにお店を探したが、全く見つからない。
仕方なく電話してみると、「交差点の角のビルの4階です」と言われた。

えっ?
テイクアウトのサンドイッチ屋が4階?

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ここがビルの入口か。。。

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bar dress と書いてある。
bar???

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ええ、どう見てもbarですね。

ご主人に聞いてみると、「ここはラムバーです。申し訳ありませんが、サンドイッチはもう辞めたんですよー」と。

ちょっと虚を突かれたが、ラム酒は好きだし、ちょうど気分は洋酒モードになっていたので、スッパリ気持ちを切り替えた。

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チーズケーキとともに、黒糖感が強いラムと、ワイン樽感が強いラムの二種類を頂いた。

マスターは元々ラムバーをやりたかったらしく、サンドイッチは寄り道的な位置付けだったとのこと。
それはそれは良かったですね。おめでとうございますと言う他ない。

その他、ラムのことを色々と聞いたり、たまに来店する荒木町「ろっかん」の健太郎さんとのつながりとか他愛も無い話をしつつ、気分良く過ごした。

ケーキがとても美味しかったので、妻子へのお土産に買って、お会計。

当初の目的であるサンドイッチこそ食べられなかったが、それ故、想定外の良き出会いがあった。

bar dress

この日、唯一にして些細な後悔と言えば、サンドイッチに備えて、ひらので漬け丼を自重してしまったことか。

炭水化物を全く食べなかったので、帰りの小田急線でお腹が「ぐぅ」と鳴った。

<了>