日本酒のブレンド会に参加して。
昨日のこと。
友人congio氏主催の日本酒会に参加してきた。
■会場、そして開宴
会場は、東京都江東区にある清澄庭園。
文化財庭園の池のほとりに佇む素晴らしい建物を、我々一味で貸し切りでございます。
ここでの宴会はもう何回も参加しているが、来るたびに贅沢だなーと思う。
こんな素敵な空間なのだから、それにマッチしたお上品なイベントに違いなかろう。。。
主催者congiro氏による開宴の儀。
前半はフツーの宴会で、各自持ち寄った酒を平和に飲み交わす。
自分は同伴の長男の相手をしていたので、あまり積極的に動けず。。。
そんな中でも、皆さんが気遣って「わっしー、これ美味いよ!」みたいな感じでお酒をサーブしに来てくれたので、それなりに色々と利き酒できた。感謝。感謝。
※変な誤解を招かないように、酒ラベルはモザイクで隠しておく。
■宴会は禁断の境地へ
さて、宴もたけなわとなったところで、ここからが本番。
この会の裏の(真の?)ミッションは、皆で「自主ブレンド」を作ること。
各自が持ち寄った酒を、寸胴鍋にドボドボドボ。
もうね、このビジュアルは何かの怪しい儀式にしか見えない。。。
出来上がったのは、見事な琥珀色の液体。
まごう事なき熟成の色。
皆で味見をしてあーだこーだとい言いつつ、仕上げへと向かう。
うむ、美味い!!!
ビーカーの登場で、会場は「謎の儀式」から「禁断の実験」へ。
酒を注ぐS氏のニヒルな口元が、どことなくマッドサイエンティストっぽい。
ブレンドした日本酒は、主催者お手製の小瓶に移し替えらて、全員に配られた。
小瓶のラベルデザインは、日本酒のブレンドで名高い「剣菱」をモデルにしているとのこと。
いや、今回もハイパーマキシマム楽しゅうございました、
主催者congiro氏の熱量、行動力、そして遊び心には毎回感服するばかりでございます。
時代が時代なら時代が時代でしょうなー。
そろそろ褒章とかそういう話が出てきても良いのでは?
■余談
実はちょっと前に「日本酒のブレンド」に興味を持ったことがあって、自分なりに色々と試したり、先達の話を聞いたりしていたことがあった。
以下、そのころのツイート。
以前から違う年度の酒をブレンドした「剣菱」に魅力を感じ、自宅でも少しブレンド実験を始めたところに、浪花正宗の事件が起きた。さらに昨日のイベントで、熟成古酒の価格の高さを日常に引き込む手段として、新酒へのブレンドがあり得ると感じた。日本酒の「自家ブレンド」って面白いんじゃないか?
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2013年3月4日
柱焼酎の日本酒「黒澤」と、自家製柱焼酎?的な「無手無冠」と「園の露」のブレンドとか。。。楽しすぎるぅ!!! pic.twitter.com/ulppavEpuB
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2016年11月18日
日本で唯一の「日本酒合組師」の熱い講義をマンツーマンで90分みっちりと。もちろん買い物も。正直ちょっと疲れた。
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2017年8月9日
夏休みの釣果。熟成日本酒、合組(ブレンド)用日本酒、凍結濃縮日本酒、地ウイスキー、樽熟焼酎など、ややくせ者揃いか。先日の御殿場のウイスキーも含めて、どれから飲むか、どれから実験するか、非常に悩ましい。 pic.twitter.com/5sjJxCSMCM
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2017年8月19日
富山の「てらしま酒店」で購入したブレンド用日本酒が未開栓だと思い出したので、これをきっかけに色々と試してみたいと思う。
(2019.01.28追記)
いつのまにか「一般社団法人 日本酒合組師協会」っつーのが発足していたらしい。
仕掛け人は案の定、寺島さん(理事)だとか。
協会の住所を検索してみると「はたがやレバー本店」という飲食店が出てきて、どうやらそこで合組酒を体験できるらしい。
これは近々行かねばならぬ案件やなー。
<了>
追伸:試験的にコメント欄を設置してみる(承認制)。荒れたり面倒臭くなったらソッコー閉鎖するのでよろしゅう。