「笹の川酒造・安積蒸留所」を見学してきた。
※画像大量につきギガ死注意。
ようやっと年度末の荒波を乗り越えた3月30日土曜日。
仕事を頑張った自分へのご褒美っつーことで、福島県郡山市にある笹の川酒造・安積蒸留所の見学ツアーに参加してきた。
◼️安積蒸留所との出会い
あれは1年半前、2017年の秋のこと。
ちょうどウイスキーに興味を持ち始めてネットで色々と調べていた時に「安積蒸留所」の記事を見つけた。
そして、さらにネットをサーフしてみると、何と「樽オーナー」を募集しているという魅力的な情報が。
もちろん、瞬時に応募を決断。
※上記は2018年の募集。自分が応募したのは2017年だが、そのページは既に閉鎖された。
今回の蒸留所見学ツアーは、この樽オーナー参加者向けの特別企画として開催された。
◼️いざ、蒸留所へ。
せっかく郡山まで行くのだから旅行と引っ掛けたかったが、諸事情により長男同伴の弾丸日帰りツアーに。。。
郡山駅から路線バスで移動。
バスは「正直」行き。面白い地名やなー。
乗客は全員、蒸留所見学ツアーの参加者だった。
エントランス~受付の様子。
徐々にテンションが高まって来る。
お子様OKということで長男(5才)を連れて来たが、内心では本当に大丈夫かと不安に思っていた。
だが、受付でいきなりフレンドリーに接してもらい、その後もスタッフや他の参加者の方々に温かく対応して頂いたお蔭で、親子で楽しむことができた。
先にお礼を書いておきます。皆様ありがとうございました。
◼️いよいよ、工場見学。
さて、本番の工場見学。
本体がそこそこの規模の清酒メーカーっつーことで、敷地はかなり広い。
いよいよ樽の貯蔵庫へ。
断熱とか全くしていなさそうな鉄骨造の倉庫。
内陸の郡山は寒暖差が大きいので、熟成が早く進みそうな気がする。
内部は、樽!樽!樽!樽尽くし!
多い順からバーボン樽、スティルワイン樽、酒精強化ワイン樽という感じ。
その他、スコッチ樽、コニャック樽、ラム樽などもあった。
子供の世話があってあまり質問できなかったのは残念だったが、樽を眺めたり香りを嗅いでいるだけでも感動的で、めちゃくちゃ幸せな時間だった。
もちろん我々オーナーの樽も鎮座しております。
バーボン樽っすね。
続いて蒸留設備の見学。
樽に見惚れて出遅れたせいで、全く説明を聞けなかった。
まあ、自分は蒸留よりも樽熟成に興味があるので、そんなに後悔はしていないが。
◼️続いて、懇親会。
工場見学の後は、敷地内のアートスペースで懇親会。
メインエベントは、樽熟成中のマイカスク(約2年経過)のテイスティング。
うん、新焼酎にも通じるニューポッティーさを残しつつ、そこそこ樽香も出ている。
さらに、オーナーウイスキーのラベル原案の展示もあった。
3年後の蔵出しが待ち切れない!!!
他にもいくつか試飲があって、なかでも「山桜」のワインカスク3種飲み比べ(カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ)が面白かった。
懇親会の途中で主催者挨拶があり、樽オーナーについて「今年で終了の計画だったが、継続を検討中」との嬉しい報告があった。
しかも、「来年やるとすればミズナラの新樽を検討している」という発言があり、この瞬間は会場内が大きくどよめいた。
今年のシェリー樽は見送ったが、ミズナラ新樽が実現するなら絶対にエントリーしようと思う。
これはますます目が離せない!!!
■最後に、ショッピング。
帰りがけに、敷地内の直売所でショッピング。
さんざん迷った末に、リュックに入る限界の6本をお買い上げ。
ついでに最高額の「山桜18年シェリーカスクフィニッシュ」(24,000円)を有料試飲(500円)したが、これがむっちゃフルーティーかつ円やかで美味しかった。
帰宅後の酒画像をどうぞ。
ホクホクでございますね。
■そして、帰途につく。
蒸留所見学はこれにて終了。
木造駅舎が残っている安積永盛駅から帰途についた。
長男を公園で遊ばせる予定だったが、雨だったので郡山駅前のラウンドワンでミニボウリングをして、それから新幹線で東京に帰った。
◼️終わりに。
この樽オーナーは、3.11大震復興プロジェクトの一環として実施されている。
大震災の直後、自分も被災地を「買って応援」しようということで、福島県の日本酒をよく買っていた。
ところが、福島県の日本酒をは総じて甘いため自分の口に合わず、応援し続けることが苦しくなっていた。
そこでタイミング良く福島県のウイスキーと出会い、しかも趣味と支援を兼ねた素晴らしいプロジェクトに参加できたことは、とても幸運なことだと思っている。
という訳で、これからも安積蒸留所を応援していきます。
<了>