板橋で蒸留酒を買い、場末で飲んできた。
先週の金曜日のこと、不意に夕方以降の予定が空いたので、板橋で遊んできた。
まずは、東武東上線の下板橋駅で下車。
なんてことない駅舎だが、周辺を含めてそこはかとなく生活感が漂うところが良い。
第一目的地は、ウイスキーショップの「M's tasting room」。
これで二回目だが、前回は店主の吉村さんとお会いできなかったので、軽くリベンジな感じ。
吉村さんはすこぶる紳士で、初心者の自分にも暖かくアドバイスをしてくださった。
この日はセールということで、有料試飲300円以下のアイテムが試飲無料だった。
途中で合流した地元民のo君と一緒にあれこれ色々と試して、良い気分で四本購入した。
ここはオフィシャルのウイスキーは少なくて、ボトラーズがメインの品揃えだが、ほとんどのアイテムが有料試飲できる。
あと、店主の吉村さんによる自家ブレンドウイスキーも楽しくて旨い。
自分がよく利用する目白の田中屋とか銀座のリカマン777よりもはるかに小さな店で、アイテム数は少ないが、店主の個性が出ていて本当に楽しい店だと思う。
さて、買い物欲が満たされたので、次は飲みモード。
ここは板橋を熟知するo君に身を委ねたが、2軒連続で出禁という名の満席を食らって、彼への信頼が早くも揺らぐ。。。
上の「明星酒場」はかなりプロユースな感じで、我々のような余所者は入店困難な感じだった。。。
気を取り直してo氏に最後のチャンスを与えたところ、三度目の正直で結果を出しよった。
いやー、この「平家」は最高の居心地やったね。
こういう空間で食べるハムエッグとか、ジャパニーズスタイルで皮を分厚くしただけの水餃子とか、たまらんねー。
そして、最後の「つけ麺」がちょっと面白くて、つけ汁が最近流行系の濃厚スープではなく、完全に冷やし中華のタレだった。
これは名前を「つけ冷やし中華」に変えたほうが良いだろう。そして妙に旨かった。
ここで蒸留酒マスターのe君も合流して、o君御用達の「北海」へ。
店に入ってほどなく、あのc氏も合流して、4人で酒マニアトークを繰り広げた。
この「北海」もすこぶる居心地が良かったなー。
箸でつまむとホロリと崩れるマグロ寿司は、職人の技が光る逸品!?
あと、どぶろくを枡からこぼして注ぐのは初めて見た。
o君曰く、板橋区は実はめちゃくちゃ広らしく、今回遊んだエリア(JR板橋駅界隈)は、板橋の中の板橋、板橋オブ板橋とのこと。
他にも東武東京線の大山駅界隈とかも楽しそうなので。これからもちょいちょい板橋遠征をしたい。
JR板橋駅の駅舎はなかなか渋かったんだが、改装が着々と進められていた。
後で調べてみたら駅ビルとタワマンが立つらしい。
タワマンじゃなくて、リカマンができれば良いのに。。。
最後に、M's tasting room の釣果。
一番左の「トマーティン18年」は、旧ボトルかつ半額投げ売りだったので、義憤にかられて救済した。e君曰く「味が硬いので放置する方が良い」らしい。酒の放置プレイは大得意なので全く問題なし。
次の小さな四角い瓶は、吉村さんオリジナルブレンデッド。これは試飲して好みだったことに加え、「アルコール度数55.8度」にも惹かれて購入。蒸留酒においては「度数は正義、度数こそ正義」だ。
その隣の背が低いやつはドイツのジン「モンキー47」。リアルとかTwitterとかで「ドイツのジンが美味い」という声を複数聞いたので、最初に見つけたドイツのジンを買ってみた。
一番右の「レダイグ13年」はボトラーズもの。ここの蒸留所はもともと大好きで、なおかつ吉村さんに勧められたので迷わず購入。
ホクホクでございます。
<了>
追伸
自分が帰った後、残り三名は自分がフラれた寿司屋で楽しんだらしい。。。
ぐやじい。。。
こう暑いと露出したくなる気持ちは分らんでもないようような、そうでもないような。