父子で相模湖と富士吉田に遠足してきた。
トップ画像は、富士急行の貨車のロゴマーク。
長男が富士急行の「フジサン特急」に乗りたいと言うので、それに引っ掛けて相模湖と富士吉田に行ってきた。
以下、写真を大量に掲載するのでギガ死にご注意を。
■相模湖畔で遊ぶ
早起きして7時過ぎに出発し、9時頃に相模湖駅に降り立つ。
駅舎は今風の駅舎に建て替えられたものの、周囲は昭和の風情が残っている。
徒歩10分程で、目的地の県立相模湖畔公園に到着。
おそらく昭和30~40年代から全く変わっていないであろうレジャー空間。
懐かしいゲームをしたり、ボートに乗ったりと、父子ふれあいのひと時。
11時に早目の昼食にしようと、ゲーセンの目の前の「河内屋」に入りかけたが、ちょと早すぎたようで断念。
うーん、ここで食べたかったぜ。。。
後ろ髪を引かれつつ、そのすぐ近くにある旅館の食堂に入った。
すこぶる落ち着く空間。
メニューに「かて飯」という郷土料理があったので頼んでみた。
お店の方曰く、ダム湖に水没した集落の祝祭料理だったとか。中身は山菜メインの野菜ちらし寿司だった。
正直言ってそんなに美味いもんでは無いが、歴史や伝統が希薄に感じられる(それは自分の無知によるところも大きいが…)相模湖という場所で、思いがけず「ダム湖に水没した集落の祝祭料理」というディープなものに出会ったことが楽しかった。
さて、移動しますかね。
マルイ。。。ファミリー館。。。?
相模湖界隈に来たのは30年ぶりくらいだが、おそらくその頃とほとんど風景は変わっていないんだろうなー。
こういう「忘れられた感」はグッと来るものがある。
目的地とするほどではないが、機会があったらまた立ち寄って「河内屋」で食事を取りたい。
■フジサン特急に乗る
大月駅に到着して、長男のメイン目的である「フジサン特急」に乗車。
先頭車両(指定席)は子供向けグッズが色々と置いてあって、親子とも退屈しない仕様。
外観の写真を取り忘れていたので、リンクを貼っておく。
それはそうと、せっかく展望列車なのだから、フロントガラスをもうちょっと綺麗にしてくれないもんかと。。。
■富士吉田(主に下吉田)を歩く
富士急行の富士山駅で下車して、適当に下吉田に向かって歩く。
ここら辺から本格的に市街地に突入し、エエ感じになって参りました。
また腹が減ってきたので、商店街に佇む「べんけい」に入店。
表向きは和菓子屋っぽいが、実態はうどん屋と兼業という素晴らしい業態。まさに今日の親子遠足にドンピシャ。
むっちゃ良かったのでリピートしたい。
ここから暫く、大人の欲望渦巻くいかがわしい界隈。
廃業と思われる寿司屋にあるカロリー表。
そして月江寺商店街。
全体的に寂しいが、ところどころに若い人がやっていると思しき店がある。
さらに北に向かって歩く。
下吉田駅に到着して、鉄分を補給(別に補給しなくても良いが、息子は喜んでいた)。
最後にもうひと歩きして葭之池温泉に到着。
ここは浴室は快適で清潔、お湯は適温で穏やか、大広間は炬燵に団扇常備と、とにかく寛げて、おまけに吉田うどんとビールまで楽しめる。
「ザ・パーフェクト日帰り湯」と言って良いのでは。
以上で楽しい父子遠足をフィニッシュし、電車を乗り継いで家路に就いた。
それにしても下吉田は最高やったなー。
以前から「いいぞ」とは聞いていたが、想像を超えて好みだった。
自分の好みの傾向として「過去に複数の産業が盛り上がった」とか「盛り上がりのピークが複数回あった」とか、そういう「ハイブリッド感」がある地域を気に入ることが多い。
下吉田はまさにその好例で、「江戸~明治時代の冨士講(富士登山)」と「明治~昭和初期の繊維産業」という2つの大きな盛り上がりがあって、これらが混然一体となって現在の街並みに大きな影響を及ぼしているようだ。
そして、ご当地グルメの「吉田うどん」もこれらの歴史と絡んでいるところが興味深い。
(参考)名物 吉田のうどんの特徴・味・麺・歴史・おすすめ店舗をご紹介 | 富士吉田河口湖の観光&ローカル情報サイトいくべぇ
とにかく下吉田をいたく気に入ったので、これからもちょいちょい来ようと思う。
■個人的愛好度
★★★★★:殿堂入り
下吉田の街並み
葭之池温泉
★★★:必ず再訪したい
べんけい
★★:ついでがあれば再訪したい
相模湖畔
★:一度は経験出来て良かった
フジサン特急
上記を踏まえ、WACHELIN(わしゅらん)を更新した。
wassy1974.hatenadiary.jp
<了>