人の見のこしたものを見るようにせよ。

すべての道は地理に通ず。

松田町&開成町散策(新生・瀬戸酒造を訪ねる)

この日は次男(1歳)とペア行動。好天なのでどっか出掛けようかと、Google マイマップの「行きたいDB」を眺める。
そう言えば、開成町の瀬戸酒造が休業から復活したらしいな。ここの酒を飲めば神奈川県内の日本酒を制覇したことになるし、行ってみようかと準備をする。
午前中に保育園の次年度説明会に参加した後、昼食を外で食べるべく、次男をベビーキャリアに背負って出発。

■小田急新松田駅前

何度も来ている新松田。今日も「マニラ食堂」は開いていなかった。
歩き出してふと左を向くと、味わい深い佇まいの狭小食堂が目に飛び込んで来た。
うーむ、入ってみようかと暫し迷ったが、子連れ入店がためらわれる雰囲気だったので先に進む。

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■JR松田駅前

最近建て替えられて綺麗になった松田駅。但し、うらぶれた駅前広場の雰囲気は以前と変わらない。
神奈川県西部らしく「いるか」を売っている魚屋を通り過ぎ、何と無く「肉八」という定食屋風の店に入る。
ここは元肉屋ということで、カツ丼の肉の部分がとても美味しい。そして壁際や冷蔵庫に銘酒がズラリと並んおり、特に「菊姫」を推しているようだった。ご主人&おかみさんの感じも良かったし、これは夜に再訪ありかな。

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(参考)松田駅の建て替え前、建て替え後
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■開成町の集落歩き

松田駅から、目的地の瀬戸酒造に向かってゆるゆると歩く。地図情報からいかにも旧集落道っぽいルートを選んだところ、その甲斐あって沿道の風景が非常に楽しい。
道中は水路が多く、綺麗な水がたっぷり流れている。立地的に箱根の伏流水に恵まれているのだろう。

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■瀬戸酒造

そうこうしているうちに、目的地の瀬戸酒造に到着。外観の写真を撮っていると、感じの良い女性スタッフさんが中から出て来て、そのまま施設を案内してくれた。
説明の要点は次の通り。

  • 30年以上年間休造していたが、昨年から新たな杜氏を呼び寄せて再始動。
  • 杜氏は長野の小野酒造店(銘柄は「夜明け前」)などで経験を積んだベテラン。
  • すっかり傷んでいた酒造施設の再整備と並行して、茅ヶ崎の熊澤酒造のタンクで「零号」を仕込んだ。
  • 「零号」は地元・開成町のあじさいから採取した酵母を使用。
  • つい先日新施設が完成し、本格的な仕込みを開始。蔵付き酵母を使用。6月の「あじさい祭」でお披露目予定。
  • 地元とのつながりを大切にしたいと考えており、いずれは開成町で酒米を栽培して原料としたい。

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試飲した「零号」は、生酒ver.と生詰ver.の2種類。ともに爽やか青りんご系の味わいだった。そして生詰ver.を一本お買い上げ。
これからの動向を注目し、応援して行きたいと思う。

そして、これで神奈川県内現役全蔵の日本酒を買った&飲んだことになる。やったぜ!

<了>