佐渡ファミリー旅行記【2日目:清水寺、佐渡金山、飲食と買物】
旅行先の朝は早い(5時起床)。
特に家族旅行だと、あまりマニアックなスポットにばかり行けないので、早朝散歩の1時間がとても貴重なのだ。
■清水寺(せいすいじ)
今回の早朝散歩のお目当ては、山麓に佇む清水寺(せいすいじ)という古刹。
ここは佐渡の人々が京都の清水寺(きよみずでら)に憧れて、それをイメージして造ったらしい。
門構えと参道がとても良い雰囲気で、これは期待が高まりますな。。。
そして二つ目の門をくぐると、目の前に舞台造りの本堂が現れる。
うーむ、これは素晴らしい。言葉を忘れてじっくりと鑑賞した。
他の建物も細部が凝っていて面白い。
寺務所っぽい建物の入口が鳥居っぽいデザインなのは、神仏習合の名残かね?
ここはガイドマップなどにも一応載っているが、やや地味であまり一般受けする感じではない。
でも、渋めの寺や建築が好きな人はむっちゃハマると思う。
そんなに広くも大きくも無いが、おそらく視覚的効果が計算されていて、ドラマチックに感じられる。
その上、やや手入れが行き届かないことによる「錆び」が加わって、ますます趣深い雰囲気になったのだと思う。
これは早起きの甲斐があった。大ありだった。
■朝食
宿に戻って家族で朝食。
自家製の野菜メニューがうまい。そして、佐渡牛乳がかわいい&うまい。
■国仲平野の風景
さて、台風の影響もなさそうなので、予定通り観光に出発。
この日は主に、佐渡中央部の「国仲平野」を周遊する。
国道沿いは開発されているが、ちょっと脇に逸れるとひたすら農村風景で、ドライブの風景がむっちゃ楽しい。
そこから山道を登って、大佐渡スカイラインの「白雲台」から国仲平野を見下ろすとこんな感じ。
この山道で長男が車酔いしたので、ちょいちょい休憩を挟みつつ、佐渡金山方面へと移動。
すまんな、息子よ。。。
■佐渡金山(京町通り)
おそらく佐渡で最も有名であろう観光地の佐渡金山。
緊急家族会議の結果、誰も坑道見学に興味が無いということで、金山の本体はスルー。
自分は鉱山系は結構行ったことあるが、ぶっちゃけこういう坑道見学系はコンテンツが似ているのよね。。。
金山から麓に下りて、かつて鉱山労働者の居住地であった「京町通り」界隈を適当に散策することに。
通りすがりの「京町茶屋」という店がちょうど開店したので、コーヒー&ケーキでひと休み。
ここは豆腐屋の建物の海側を増築して、茶屋にリフォームしたとのこと。
すこぶる居心地の良い空間で、お店のご夫婦にも大変優しくして頂いて、むっちゃリラックスできた。
まだまだ良い感じの町並みが続いているので、奥へ進んでみますかね。
何となくそろそろ引き返そうかと思ったところで、妻好みのクラフトショップに入店。
この「手作り工房 其蜩庵」(キッチョウアン)さんも、町屋を改装した空間と、親切な接客がすこぶる良い。
置いてある品物は日常生活用品が多く、どことなく民芸っぽい感じ。
竹細工が目に留り、手に取って見ていたら、おかみさんが「最後の竹細工職人さんが先日亡くなられたんですよ。」とぽつり。
それを聞いて、たまらず竹製の小さなおしぼり置きを買った。
何に使うかわからんけど。。。
店の出掛けに「この先の旧拘置所が面白いですよ。」と教えてもらったので、そこまで行ってみることに。
噂の旧拘置所はここか。
確かにここは面白い。面会室とか独居房とか、完全に昭和ドラマの世界だな。
長男はいろいろと不思議だったようで、質問攻めにあった。
京町通りは、生活と観光のバランスが絶妙でとても良かった。
■佐渡金山(京町通り&北沢浮遊選鉱場)
京町通りを満喫したので、すぐ下の北沢浮遊選鉱場に向かう。
うむ。廃墟ですね。
広々とした芝生で、暫し息子らと戯れる。
楽しゅうございました。
■飲食、買物など
寿司をたらふく食べたようってことで、地元水産会社が経営する回転寿司「弁慶」へ。
よう食べましたね。ゲフ!
岩がき、バイ貝、いか、いわしが旨かった。
続いてデザート。
「フルーツカフェさいとう」のかき氷と、佐渡乳業のソフトクリームをコンボでキメる。
そして、佐渡の伝統工芸「無名異焼」の工房へ。
事前にリサーチして狙っていた「油滴天目茶碗」のB級品(3000円)を購入 。
ホクホクでございますね。
その後、公園で子供らを遊ばせて、宿に帰着。
早速買ってきた茶碗でご飯を食べて、一人悦に入っておりました。
この日も大充実で、21時に早くも就寝。。。
(参考)この日のドライブルート
<続>