【実験】雪見だいふくのウイスキーがけ
或る日の深夜のこと。
自宅で日本酒の熱燗を飲みながらTwitterを弄っていると。。。
これはやってみるしかなかろう。 https://t.co/V9UlD2Xc3S
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2019年1月17日
やってね
— 🥃ウイスキー藤村🥃/毎日ウイスキー生活 (@whiskyfujimura) 2019年1月17日
明日やって報告いたします
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2019年1月17日
っつーことで、近所のコンビニで雪見だいふくを買いに走って、妻子に食べられないように印をつけておいた。
そして翌日の深夜、冷蔵庫から雪見だいふくを取り出して、自宅の在庫から適当にウイスキーその他をセレクト。
選んだのは以下の8本。
では、さっそく始めましょう。
1. アジアンウイスキー部門
①富士山麓樽熟原酒50℃(ジャパニーズ)【相性★★(五段階評価)】
いきなりやや厳しい。
このウイスキーの持ち味であるバニラ~バナナフレーバーがアイスに打ち消されて、ライ麦っぽい辛い後味だけが残ってしまう。
②カバランディスティラリーセレクト(台湾))【相性★★】
これまた厳しい。
カバランの華やかな香りは完全に飛んでしまい、赤ワイン樽っぽい渋味が残って後口がかなり微妙な感じ。
2. スコッチウイスキー部門
③タリスカー10年(スコッチ)【相性★★★★】
ピートが香るスモーキーなやつはアカンやろと思っていたが、意外と悪くないかも。
甘味の背後にふんわり正露丸の香りが漂って、最後はスパッと切れていく。
④グレンカダム10年(スコッチ)【相性★★★】
バランスが良い優等生タイプなのである程度期待していたが、全体的に平凡で、特筆すべき長所も短所も無い感じだった。
3. アイリッシュウイスキー部門
⑤ウエストコーク12年ラムカスク(アイリッシュ)【相性★★★★★】
これはむっちゃ旨い。
ラムフレーバーが餅に移ってアイスを包む感じで、雪見だいふくが見事に大人のデザートに変身した。
⑥レッドブレスト12年(アイリッシュ)【相性★★★★★】
これもお見事。
このウイスキーの持ち味であるほろ苦さが素晴らしいアクセントとなって、雪見だいふくをハードボイルド方面に持っていく。
4. 非ウイスキー部門
⑦奥飛騨ウォッカ(米ウォッカの自家樽熟成)【相性★】
マイミニ樽での自家熟成。
ベースの米ウォッカが完全にアイスに押し負けて、最後に樽の焦げ臭だけが残った。
⑧ろくちょうし赤(球磨焼酎の樽熟成)【相性★】
これも完全にアイスに押し負けて、しかも樽熟成が浅いので余韻が何も無かった。
5. 総評
辛口のコメントを書いた部分もあるが、総体的には「合う!」「美味い!」と言って差し支え無い。
庶民派のロングセラーである「雪見だいふく」に、ウイスキーの甘さ以外の香味が加わることで、大人っぽく変身するところが興味深い。
また、餅がややデロンと溶けてきた時の、アイスと餅とウイスキーが不均一に混ざっている状態がとても印象的で、餅に存在意義があるなーと感じた。
但し、気になった事が1つある。
それは、一番合うと思ったウイスキーが「ラムカスク」だったという点だ。
つまり、「ウイスキーよりもラムの方がもっと良いのでは?」と言えなくも無い。
まあ、実験としてはむっちゃ楽しかったので、その先はあまり深く考えないでおこう。。。
やりましたよ。https://t.co/jC8KE0FDOo
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2019年1月18日
<了>