2018年末・南九州ソロ旅行記①【1日目:宮崎空港→西米良村→球磨】
トップ画像は球磨焼酎の熟成甕。
今回の旅行の主目的は以下の2つでございます。
- 球磨焼酎の故郷である熊本県球磨地方を訪問し、ドカ買いすること。
- 宮崎県に宿泊し、全都道府県での居住又は宿泊を達成すること。
旅行前の都道府県訪問状況は以下の通りで、経県値191点からスタート。
(参考)経県値
◼️LCCで宮崎空港へ
まずはLCCで羽田空港から宮崎空港へとひとっ飛び。
見ての通りの好天で車窓を満喫。
いつも飛行機に乗ると、寝て起きたところで車窓を見て何処か当てるという一人遊びをやるんだが、今回は富士山以降熟睡だった。
◼️速開都姫神社
宮崎空港でレンタカーを借りて、国道219号を快適にドライブ。
その道すがら、「速開都姫神社」という標識に誘われ、ちょっと寄り道。
吊り橋を渡るアプローチとか、マリンブルーの鳥居とか、これはなかなか面白い。
奥に滝があるようなので、さらに進んでみる。
滝&鳥居!これは!!むっちゃ素晴らしい!!!
こういう自然崇拝の雰囲気が濃厚な神社は好きだなー。
すれ違ったご婦人方に「ここは有名なんですか?」と聞いたら、「財運の神様ですよぉ。偶然こんなところ見つけるなんて凄かことですよぉ。」との嬉しいお言葉。
幸先ええっすな。
◼️西米良村
リスタートしてさらに国道219号を進む。
西米良村の中心街に到着し、友人オススメの「おにぎり弁当」を買おうと物産館に立ち寄ったが、残念ながら売り切れだった。
仕方がないので店員さんに昼食処を聞くと、「写真館でカレーが食べられる」という情報が。
ここですな。
小河写真工房。
店内は西米良村の美しい風景写真とか、村のPRポスターが展示されていて、郷土愛あふれる空間。
カレーもほっとする味で落ち着く。
最後にご主人とちょっとだけ世間話を交わしたが、とても気さくでユニークな方だった。
そのご主人から、良い感じの集落を教えて頂いたので、ちょっとだけ寄り道。
山村の暮らしが感じられてとても良い。
さらに、沿道の山林。
南九州だけあって、真冬でも緑が濃い感じがする。
ほとんど通過しただけだったが、宮崎の山村の雰囲気をちょっとだけ味わえて、しかも偶然の出合いが2つ(神社&写真館)あって良かった。
いつになるか分からんが、西米良村はぜひ再訪したい。
◼️湯前町
そのまま国道219号をひた走り、いったん宮崎県を脱出して熊本県の湯前町へ。
いよいよ球磨地方に突入ということで、道すがらで見つけた第一酒屋に飛び込んだ。
なかなかの品揃え。
PBの「百年の甕」を2種類購入。
ついでに、木造駅舎がある湯前駅に立ち寄り。
地元で大切にされている感じがあって、とても良い。
◼️木下醸造場
さて、ここから球磨焼酎の蔵元めぐりっつーことで、まずは「文蔵・茅葺」の木下醸造場へと訪問。
先代のご主人が対応して下さり、ちょうど年末年始の休業期間に入ったっつーことで、蔵見学をさせて頂いた。
むっちゃラッキー!
仕込み場、麹室、蒸留器、貯蔵設備など、隅から隅まで見せてもらい、球磨焼酎の基本について一通りレクチャーしてもらった。
印象的だったのは貯蔵スペースで、あちこちに貯蔵甕が並び、そして大きなステンレスタンク、さらにタイル貼りの地下貯蔵室まであって、熟成への並々ならぬこだわりが感じられた。
その他にも技術的なことを色々と聞いたが、書くのが面倒なので割愛する。
そして、お楽しみの買い物タイム。
東京では見かけなさそうな「文蔵」の原酒を購入。
レギュラーの「文蔵」はだいたい5年熟成、「茅葺」はだいたい7年熟成とのこと。
但し、ヴィンテージは「文蔵」の名前でしか出さないので(例:文蔵10年もの)、特別な商品の場合は逆転することもあるようだ。
◼️六調子酒造
次は、樽熟成でも有名な六調子酒造。
大女将(たぶん)がむっちゃ丁寧に対応してくれて、わざわざ製造部の方を連れて来てくれた。
せっかくなので樽熟成について色々と聞いて、今後の自家樽熟成のヒントをもらった。
ここの製品は東京でも買えるので、買い物は一本だけ。
◼️深野酒造
さらに、球磨焼酎のヴィンテージものにハマるきっかけとなった深野酒造。
思いのほかゆるーい感じで、とても良い。
時間が遅かったので買い物だけだったが、念願の場所に来られただけで満足だった。
ここまで買った6本を、まとめて東京に発送。
◼️一期屋
球磨焼酎ツアーの最後は、人吉の球磨焼酎専門店「一期屋」へ。
ここは蔵でも在庫が無いヴィンテージ球磨焼酎を色々と取り揃えている。
お店の人と相談しながら6本選んで、今度は兵庫県の実家に発送。
結局この日だけで1ダース買って、大満足でございました(内容は釣果のエントリに書く予定)。
◼️人吉の夜
安宿にチェックインした後、適当に夜の人吉市街を徘徊し、地元ユースの居酒屋に入店。
生ビール → 球磨焼酎の濃いお湯割り → 球磨焼酎樽熟成のストレートを楽しんで、結構良い感じで酔っ払った。
この日は宮崎県で観光したものの、宿泊は熊本県だったので、経県値アップは194点まで。
旅行はまだまだ続く。
<続>
酒リハビリ→「 2018★生熟燗クリスマッシブしゃぶしゃぶ忘年会!」
先週の初めのこと。
約1ヶ月の試験勉強と節酒モードから解放されて、「さあ、食事時に日本酒をガンガン飲むぞー!」と意気込んだものの、なかなかエンジンがかからなかった。
この一ヶ月食事時の飲酒(≒日本酒)を控えていたせいで、あまり日本酒を欲しない体になってしまった。これはリハビリが必要やな。。。
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月11日
リハビリ。すまん、やっぱり日本酒ウマイわ。 pic.twitter.com/9n4PLluqzf
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月11日
火曜日にこんな感じで日本酒復帰を果たしたものの、その後は全く飲む気が起こらず。。。
■焼酎の「ほぼお湯割り」の日々
結局先週は、ほぼ毎晩、焼酎の「ほぼお湯割り」を楽しんでいた。
これは「焼酎1~2:お湯9~8」という薄いお湯割りのことで、友人が焼酎の美味しい飲み方として提唱している。
友人が提唱する「焼酎ほぼお湯割方式」(焼酎:お湯=1~2::8~9)を試してみた。実験台は、籾殻風味がキツい正調粕取焼酎「常陸山」の10年モノ。 pic.twitter.com/hFKJAWkWNI
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月10日
続いて、手堅く「六代目百合35°」で試してみたら、アルコールのキツさが減退する代わりに、芋の香ばしさが前面に出てきてすこぶる良かった。 pic.twitter.com/JknorhNxWC
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月10日
今日の「ほぼお湯割」実験は、セメダイン系の麦と、これまたセメダイン系かつ濃厚な黒糖原酒だ。 pic.twitter.com/Hk9Opant14
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月11日
今日の「ほぼお湯割」実験は、球磨焼酎(米)の長期熟成「深野2002」。これはあまりにも素晴らし過ぎて感動が止まらない。。。 pic.twitter.com/Cb9lNpqYzU
— わっしーと呼ばれています。 (@wassy1974) 2018年12月12日
確かにこの飲み方は面白いなー。
全体が薄まる中で、原料の香りなどの濃密な部分は希釈率が低くて、焼酎の個性が際立ってくる感じがある。
今後も色々と試してみたい。
■そして「 2018★生熟燗クリスマッシブしゃぶしゃぶ忘年会!」
そして土曜日、嫌でも(嫌ではないが)日本酒をたくさん飲まざるを得ない日がやってきた。
あのcongiro主催の「日本酒の生酒の熟成酒をお燗して飲む」という、マッドなことこの上ない飲み会。
そして、日本酒または日本酒グッズ限定のクリスマスプレゼント交換会があって、これがまた楽しい。
(参考)
いちおうカメラは持って行ったものの、例によってイベントは楽しむことが第一ということで、あまり真面目に写真を撮っていなかった。
自分の持ち込み酒は、記念すべき第1回「生熟燗会」のクリプレ交換会で頂いた「義侠」を、我が家の押し入れで3年間常温熟成したものだった(↑上の写真)。
まさにこの会の歴史を物語る生き証人と言えるでしょう。
これが、むっちゃ理想的な感じで生熟しておりましてね。
あまり自画自賛とかしない質だが、いや、これ、マジでこの日一番旨かったんじゃないか?
我が家の押し入れ…じゃなくてやっぱり義侠はスゲーなと、改めて感じ入った次第でございます。
その他、どうみても泥水(ミルクティー?)のような色の酒とか、FDの酒とか、熟成酒専門店の店主による自家ブレンドとか、スキャンダラスな酒とか、日本酒趣味の極北が集まったような感じでむっちゃ楽しかった。
そして、最後に、恒例の酒瓶撮影会。
乾杯からフィナーレまで、ひたすら飲んで食って話して笑って、あっちゅー間の濃厚な3時間やったなー。
会場が一体となった異様な熱気のおかげで、日本酒スランプであったことなどすっかり忘れてしまっていた。
やっぱりこのイベント抜きにして年は越せませんな。
主催者のcongiro氏、そして参加者の皆様に感謝。
今年のクリプレ交換会の戦利品は以下のとおり。
どれも面白いんだが、スコッチ樽熟成の日本酒はとりわけ嬉しい。
いずれブログでレビューしようかと思っております。
【追記】
自分が持参したプレゼントは、のんべえ手帖さんにもらわれて行った。
「当たりだ!」との声を頂いたので、満足でございます。
【さらに追記】
主催者であらせられるcongiro氏ご自身のレポートはこちらになります。
見に行って★押しまくってコメント欄荒らしていいぞ!(やられたらやり返すスタイル)
<了>
旅の釣果とまとめ。【秋の三連休・宮城ファミリー旅行記】
旅の釣果とまとめを書く。
旅行記の本体は以下をご覧下さいませ。
また一つ、素晴らしい農家民宿に出会ってしまった。【秋の三連休・宮城ファミリー旅行記(1日目~2日目の朝)】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
大崎市・登米市界隈で主に息子らを遊ばせる。【秋の三連休・宮城ファミリー旅行記(2日目の日中)】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
雄勝への再訪と紅葉鑑賞。【秋の三連休・宮城ファミリー旅行記(2日目の夜~3日目)】 - 人の見のこしたものを見るようにせよ。
■釣果(お土産)
今回のお土産は購入は控えめだった。
というのも、農家民宿と漁師民宿でたんまりお土産を頂いたうえに、復路が新幹線移動のため荷物を増やしたくなかったからだ。
農家民宿「たかまった」では、ササニシキをウマいウマいと食べていたら、自家栽培のササニシキを分けてくれた。
「桑浜 漁師民宿」では、塩蔵のわかめと昆布をどっさり持たせてくれた。
これらの他に、一ノ蔵の熟成酒「までな」と、宮城と関係ないが「遠野のどぶろく」を買った。
帰宅したその夜に、わかめを早速しゃぶしゃぶで食べてみたら、むっっっっっっっっちゃ旨かった。
■一ノ蔵の「までな」を飲む
そして、ハイパー期待しつつ「までな」を開栓。
以下、一ノ蔵のホームページから引用。
2016年秋に販売した一ノ蔵Madena(までな)は、世界三大酒精強化ワインのマデイラワインの製法を日本酒に応用した全く新しい香味の日本酒です。マデイラワインの製法特徴は、「酒精強化」と「高温熟成」です。酒精強化とは、原料に由来したアルコール(酒精)を加えてお酒のアルコール度数を高めること、高温熟成は、搾ったお酒を温度の高いところでじっくりと熟成させることを指します。この高温熟成は一ノ蔵の地元鳴子温泉の温泉熱を利用して行っています。
ちょうど家に10年熟成のマデイラワインがあるので、比べながら飲んでみた。
一ノ蔵「までな」の第一印象は「まるでマデイラワイン」だったが、実際にマデイラワインと飲み比べてみると明確に違っていて、日本酒由来の甘味と旨味がしっかりと感じられた。
さらに、色々なチーズと合わせてみると、「マデイラ」よりも「までな」の方が受容範囲が広くて、この辺りも日本酒的かなっつー気がした。
これは実に良く設計されている商品だと思う。
■個人的愛好度
最後に恒例のやつ。
★★★★★:殿堂入り
農家民宿「たかまった」
★★★★:殿堂入り候補
零羊崎神社
登米市の農村風景とバードウォッチング
★★★:是非再訪したい
海の駅「七のや」
品井沼駅
雄勝と桑浜漁師民宿(個人的思い入れ込みで)
★★:ついでがあれば再訪したい
華の蔵
渡波駅
★:一度は経験できて良かった
感覚ミュージアム
前谷地駅
という訳で、また宮城を訪れたいと思う。
<完>
雄勝への再訪と紅葉鑑賞。【秋の三連休・宮城ファミリー旅行記(2日目の夜~3日目)】
宮城ファミリー旅行の2日目夜~3日目は、石巻市界隈で過ごした。
この界隈は自分的にちょっとした縁があって、是非再訪したいと思っていたのだ。
人生の岐路が来るかもしれないので、とりあえず新橋で飲んできた。
パパ友&飲み友のE君の職場が変わり、お互い新橋に近くなったということで、連れ立ってはしご酒に繰り出してきた。
続きを読む「僕らの酒」の稲刈りでイモタキテロを挙行してきた。
家族で「僕らの酒(大磯農園)」の稲刈りに参加してきた。
神奈川県大磯町の棚田で、仲間たちで力を合わせてお米を栽培し、酒蔵に持ち込んで「僕らの酒」造ってもらうという企画でございますね。